実態は公表されないし、どんな風に影響しているのか今一つ検討が付きにくいもの。
色々検索してみてふと思ったけれど、某大型掲示板などに書いてあることはおそらくデタラメかいいところ推測。
なんだかんだ言って、確実なイメージを得るために必要なのは、対策本よりも先に主催企業(
リクルート)のHPで企業向けに出している情報をチェックことですね。
予想より色んなことが開示されています。
http://www.recruit-ms.co.jp/service/service_detail/org_key/A001/当たり前すぎる話ですが、学生の側から見れば一見単なるテストなわけですが、企業の側から見ればサービスであり、商品であるわけです。
市販の本を執筆してる方々も多くはここからの情報を編集しているはずなので、原文を読んだ方が精度は高いはず。
「性格面の特徴」同様、性格的側面13尺度の得点プロフィールの人にあらわれやすい弱みとしての特徴をまとめ、19観点、57種類のコメントの中から受検者ごとに1個~4個の短文で表示。さらに「SPI2解説書」には効果的な面接を行うための質問例をそれぞれの観点ごとに掲載し、面接での深い人物理解をサポート。
[ 対人 ]
●対人面の繊細さ
●対人面の消極性
●周囲への配慮の不足
●自己主張の強さ
●自己主張の弱さ
[ 対課題 ]
●理想と行動のギャップ
●意欲のから回り
●目標の低さ
●フットワークの悪さ
●行動の柔軟性の不足
●慎重さの不足
●粘り強さの不足
●注意や行動の散漫さ
[ 共通 ]
●自信過剰
●心配しすぎ
●気分のむら
●考えの浅さ
●考えすぎ
●思考の固さ
対策本とかを見る限りだと、性格診断の部分も「とにかく有利なように答えろ」、というのをよく見かけますが、その根拠はどうもこの部分にあるようです。面接で短所を聞いてくる、ということの背景も1つはここにあるのかもしれません。(主観と客観の一致、というか。)
つまり、自分の回答傾向から、どれに当てはまりそうかということがあらかじめ予測できていれば、それほど問題はないのだろうと思います。そんなにバランスのいい人間だという診断が出る方が怖いわけで。
料金一覧
http://www.recruit-ms.co.jp/service/spi2/charge.htmlこの表からも色んなことが見える気がします。
テストセンター受験とペーパー受験の場合、試験使用料と採点結果の受け取りの料金が分かれている、ということは特に興味深いですね。「採点しない」というオプションも実際にあるんだろうなー、ということをにおわせます。
テストセンター受験の場合、少なくとも能力面の得点率と性格面の概略の数字だけは受け取る仕組みのようですが、ペーパーだったら、何部か余計に注文して部分的にでも社員が解いて、それと照らし合わせて点数が低そうなものは採点しないで送り返す、とか。
一次選考という位置づけのものが複数ある場合にはさらに怪しいですね。(「履歴書、グループ面接、筆記試験」の結果を総合して判断します。とか)
いずれにしても、平均して受験者1人あたり5000円程度のコスト、というのは事実のようです。
時間のわりに、性格検査の方がだいぶ高価、というところもポイント。